こんにちは、Lです。
うつ病からのオナ禁による回復。今回は後編です。
うつとの闘病に本腰を入れて、抗うつ薬NaSSA(リフレックス)を飲むことになったL。
前回記事を読んでいない方はまずはこちらをどうぞ。
焦って抗うつ薬を減薬・断薬
このリフレックスって薬、凄く眠くなります。朝起きるのが非常に辛かった。
でもそんなこんなで、良く眠れたせいかうつ症状がなりをひそめた。出社して仕事も出来るぞ!
さすがは抗うつ剤!
しかし、油断して勝手に減薬しました。
(ホントはダメだよ!)
そうしたら、鬱症状が再発…
慌てて薬を飲んでも、なんだか減薬前ほど回復していない感じが…
仕方ない、気を取り直してまだ投薬生活に戻ろう。
でも、私はせっかちなのだ。
しばらく安定してきて、もうそろそろ減薬していいかな?
ちょっと減らしてもよう。やっぱりダメだった。薬飲もう…
これを何回か繰り返しました。我ながらアホだよな…分かっちゃいるけどやめられない…
そのうち仕事も立てこんできて、頑張りまくるタイプの人間だったから、
また潰れちゃいました…。
最強の抗うつ薬登場
その結果、NaSSAでも効かなくなって、ついに三環系抗うつ剤を飲むことなりました。
三環系抗うつ剤は、抗うつ剤の中でも最強の部類で、
効果は非常に強いが副作用もその分強い!
(担当医いわく)その中でも一番副作用の弱いアモキサンという薬を飲むことに。
このアモキサン、ちょっと変わっていて脳のD2受容体を強力に遮断する作用があるようだ。
これによって、プロラクチンが増える。
このプロラクチンは賢者タイムの原因ではないかと言われている。
つまり理屈では、これを飲むと性欲が減るんだ。
後で分かったが、この時私はプロラクチンが健常な人の上限の3倍以上あった。←
さすがは最強の部類、副作用もかなり強かった。
何かが脳で強烈に作用している感覚があって、
気分の落ち込みはないものの、今度は寝れなくなりました。
頭も回らないから、仕事もロクにできない。

回復のために、筋トレに睡眠・栄養など健康に気を使っていました。
なのに振り返れば、「鬱になってからもう何年」も見事なまでにジリ貧。
今思えば、自慰を覚えたくらいから人生パッとしなくなったよなー…
ドン底の中…
この現状に業を煮やして、自分でもなんとかしようと思いました。
(このあたりで分子栄養学に出会い、生化学ガチ勢となる)
藁にもすがる思いで、ネットで情報を集めているとテストステロンとうつ症状に関連があると知りました。
そうとわかれば速やかに予約して、担当医に無断で自由診療の病院でテストステロン注射をした。確か、平均的なテストステロン量の2,3倍くらいになるとかだったはず。
(ホントは勝手にやっちゃダメだよ!)
テストステロン注射が効いている間は何かと調子は良かったです。
テストステロンは性欲に関連しているって聞きますよね。
さて、賢者タイムの申し子プロラクチンと性欲に繋がるテストステロン。
相反する2つがぶつかり合うとどうなるか?
結果として私の脳では、
元気が出てめっちゃムラムラするんだけど、自慰は全くしたくない。
という、
修行僧もビックリの前人未到の境地に達した。

ちょっと何言っているか分からないと思うが、俺も何が起きているか分からなかった。(サンドウィッチマン&ポルナレフ)
普通は、プロラクチンがテストステロンの身体での合成を抑える。
それで、育児中もプロラクチンが出て夫を子育てに協力的にするそうな。
人間の体ってよくできているよな〜
だから、普通はどっちかだけが高いはず。でも、俺の場合はテストステロンを外から注入しているからww
プロラクチンはバンバン出るけど、テストステロンもバンバン血液中に居続ける!
そんなこんなで自然とオナ禁状態へ
「考えてみれば、自慰って無駄だよなー。自慰するくらいなら会社の勉強でもして迷惑をかけたくない」
と思って、なんとなくオナ禁を一週間ほど続けていると、
あれ、ぐっすり眠れたし、目覚めもいいぞ?
面白くなって、二週間ほど続けてみるとみるみる快方に向かっていく!
オナ禁を続けているとスーパームラムラタイムがやってくるんですが、
「ここでやめたらうつ病に戻る!」
そう思い我慢しました。
すると今度は、だんだん頭が痛くなってきたんです。でも、今までのうつ状態の時の頭の痛みとはなんか違う…
「これは、体が普通なのに抗うつ薬で必要以上にセロトニンとかを増やしているから頭が痛いのでは?」
と思って、また勝手に減薬しちゃいました。
(本当はダメだよ!3回目←)
でも、これが吉と出て、薬なくても元気になっちゃいました。
担当医も意外そうでした。
担当医にオナ禁したら治ったなんて言えなかった
なんだかんだで今に至るまで全く薬を飲んでいません。あれだけいろいろ努めてきたけど、まさか決め手がオナ禁だったとは…
会社に復帰して、よくよく話を聞けば、この仕事を海外では3倍の人員で回してるだって?
そりゃあ…無理っスよ…
薬なしで平気になっても、この職場では続けていけないと転職した。
残業代はガッツリ減ったけど、定時には帰れるホワイト企業です。
うつ病からの完全復活!

薬なくても穏やかな気持ちで空を見上げられたのはいつぶりだろう…
冷静に振りかえってみると、
アダルトコンテンツが当たり前のように浸透して、
「適度な自慰は問題ないですよ」としか誰も教えてくれない世の中に、行き場のない憤りを感じます。
私は平均的な自慰回数で特に気にしていなかったけど、それが良くなかった。
今は、同じように辛い思いをしている一人でも多くの人に知ってもらいたい。
完
ー注意点がありますー
※減薬は先生と相談しながら行い、無理そうなら早めに引き返すが原則です。
減薬して症状が悪化しても責任を取れないから、
基本的には医師の指導の元で行いましょうとしか言えません。
でも、医者は通院日に患者と話した様子しか分かりません。
だから「先生に全て頼りきる」訳じゃない姿勢は必要だと思ってます。
※うつ病の人全てのオナ禁を勧めている訳ではありません。
私の場合は良くなりました。また、運動や食事管理もやったからと思います。鬱の原因や快方に必要なものは人それぞれです。
オナ禁はプラスに作用するかマイナスに作用するかは分かりません。
医者にも「診察時に普通はこんなにハキハキと話せない。Lさんは一般的なうつ病患者とちょっと違う。」と言われました。
しかし、「言われてみればオナニーし過ぎかもなあ」と思う場合は、医師や家族等の目の届く環境で無理のない範囲でオナ禁を試す価値はあると思います。
※テストステロン注射は自己判断・自己責任で。
理由は勿論メリットもありますが、デメリットを全部把握してないからオススメできないです。
性ホルモンを注射すると、自分で性ホルモンを作る力が弱まるそうです。
これが、精巣機能の低下するかも?って理屈。
それ以外にもどんな悪影響があるかまだ分からないから、やるなら自分で情報を集めて自己責任でやってください。
※オナ禁の手助けとして抗うつ剤は危険!
まず、私はアモキサンを飲むだけでは性欲は大して減らなかった。←
加えて、抗うつ剤は体感として頭の回転も鈍るし、長期服用のデメリットも指摘され始めている。
そもそも、プロラクチンにはテストステロンを減らす効果があるのだから、なんのためのオナ禁かが分からないですね。
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