こんにちは、Lです。
悲しいことだけど、凶悪犯罪がしばしばニュースになりますね。彼らがやったことを許すわけにはいかない。でも、周りと上手くやれずに精神病になるレベルで発達障害の私はチョット違った目線で犯罪者を見てしまう。
Contents
犯罪者を切り捨てて問題☆解決!…は違うかもしれない⁈
順に説明するよ!
一般者と犯罪者の脳内は違う
「ダメとわかっちゃいるけど、頭に血が上って手が出てしまった。」
…こういう経験は誰だってあるはずだ。
脳科学的に言えば、脳のアクセル「コイツぶん殴ってやる」vs脳のブレーキ「でも叩いちゃダメだ…」のせめぎ合いだ。
犯罪者は一般人以上にアクセルが強い(orブレーキが弱い)んだろうね。
分子栄養学から観ると、
凶悪犯罪者は体内のミネラルバランスが健常者と違うようだ。
中でも、「銅/亜鉛」比率がおかしいようだ。
P142
化学分析をするために、私たちは受刑者と元受刑者から血液、尿、組織のサンプルを収集し始めた。〜中略〜
P143
大多数の行儀の良い対称群の微量金属は期待された通りの結果だった。対照的に、大多数の暴力的な子どもに異常が見られた。とりわけ、銅、亜鉛、鉛、カドミウムのレベルが異常だった。だが、このテストに「銅/亜鉛」比率が高い子どもと、「銅/亜鉛」比率が低い子供は均等にいたのである。行儀の良い子供に、「銅/亜鉛」比率のインバランスは見られなかった。〜中略〜
P144
1976年、2回目の正式な実験を開始した。対称者の構成は、シカゴ地域の極度に暴力的な男性96人と非暴力的な男性96人の対称群。暴力的な35人では「銅/亜鉛」比率が上昇し、57人は比率が低下して、残り4人は正常だった。対称群の非暴力者3人は「銅/亜鉛」比率に異常が見られ、93人は正常だった。〜中略〜
私たちは、銅と亜鉛の異常レベルは暴力行動と関係するという確たる証拠を得たのである。
栄養素のチカラ ウィリアム・ウォルシュ著 生田哲 監訳 P142-144より一部引用
こういう基礎研究は興味深い、もっとやって欲しい。 ミネラルは必要不可欠だ。でも、微量であることがミソで多すぎると結構毒になる。ミネラルやビタミンは脳のホルモン合成を円滑に進める。
銅は?と言うと、ノルアドレナリンの合成に関与する。よく「怒りホルモン」とか呼ばれるアレだ。
銅の過剰は脳内でドーパミンレベルを低下させ、ノルアドレナリンレベルを高める。これらの重要な神経伝達物質のインバランスは、妄想性統合失調症、躁うつ病、産後うつ、ADHD、自閉症、暴力行動に関連している。
栄養素のチカラ ウィリアム・ウォルシュ著 生田哲 監訳 P25 より一部引用
さあ、これを踏まえてドンドン話を進めよう。

犯罪者は生まれつき凶暴になりやすい!?
凶暴性と「脳のミネラルバランス」の奇妙な関係が出てきたけど、まずハッキリさせたいのは、どっちが先か?(因果関係)ということ。
A:「ミネラルバランスの異常」が凶暴性を上げるか?or
B:凶悪なことをやっていると「脳のミネラルバランス」がおかしくなるだけか(つまり、ミネラルバランスの異常は凶暴性を上げない)
仮に、A「ミネラルバランスの異常」→「凶暴性が上がる」だとしよう。一番ハッキリさせたいのは、本人に責任があるか?だ。
A-①:本人の生き方に問題があったからミネラルバランスがおかしくなって凶暴になったのか?(例えば、危険ドラックに手を出したから脳がそうなったとか)or
A-②:元々、ミネラルバランスがおかしくなりやすいから、凶暴なのか?
前者は本人の生き方に責任があるけど、後者は生まれもってだ。
もし、A-②「元々脳のミネラルバランスが異常で」「そのせいで凶暴」なら、犯罪者は生まれつき凶暴になりやすいということ。
話がややこしくてごめんネ…。

昔は、うつ病は怠けと思われてた
過去に「うつ病は甘えだ」「発達障害は空気読めないヤツ」と罵られた。
でも、脳科学的にメジャリティーと違うと明らかになってきて甘えじゃないんだ。うつ病が本当に甘えなら、自殺なんて選ばないよね。
とはいえ、認知行動療法(物事の捉え方を変えていく)とか本人の努力も必要だ。(ある程度元気になってからね!)
もし「生まれ持って凶暴になりやすい」なら、犯罪者は大きなハンディキャップを背負って生まれてきたことになる。だとしても、うつ病と同じで、本人の改善の努力も必要だ。
うつ病だけじゃなくて、アルコール、ギャンブル依存症は、本人の意思の弱さではなく、脳が正常な状態と違うことが科学的にも示唆されている。
健常者は「脳が大多数と違う」って感覚が分からない!
問題は「大多数の人」は、この「脳が普通と違うとどうなる?」が分からないだろう。
きっとうつ病の人を見ても「怠けにも見えるけど責めちゃいけない。…そういうものらしいから。」な感じかな。
私だってうつ病になるまで分からなかった。体感しないと、分かり合えないこともあるね。でも、配慮してもらえるだけありがたいよ。
マイノリティーな私から見た犯罪者
私は人と違うせいで、仕事で周りに迷惑をかけてきた。多分、「空気読めねえな」「ムカつく奴だな」とか思われてた。私も「そう思われてるんだろうなー」って分かってる。
でも、「それなりにまじめに頑張ってるつもりなんだ!」「みんなのルールに従えないのは申し訳ないけど、出来ないんだから仕方ないじゃん!」とも思ってる。

(進撃の巨人は名言の宝庫やな…)
人から理解されにくいとこは同じかもしれない。大多数の「健常」者は理解するのが難しいと思う。けど、脳の異常について身をもって理解しやすいのは、私のような(発達障害やうつ病歴のある)人間だったりする。
「じゃあどこからが甘えなの?」これはいずれ脳科学がぶち当たる問題なんだけど、その時には国民全体が脳科学の基礎知識を持ってないといけない。私が一役買えたら幸いだ。
最後に一つ、私は犯罪歴ないからね!!笑
完・面白かったら良いね・拡散してね!
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