こんにちは、Lです。
サプリメントは効く?効かない?の持論を書いてきます。
ただし、サプリの中のビタミンについてね。他は、語れるほどよく知らんのだ。
Contents
結局どっち?効くの?効かないの?
私の結論:人に依る。気になる不調があるなら、とりあえず試してみよう!1ヶ月とかね。
サプリの推奨で有名なのは三石巌先生や溝口徹先生だ。
キーワードにオーソモレキュラーがある。これは、
「身体の中の分子(栄養素)の濃度を最適な状態に保つことで、身体の機能を向上させ、病態の改善をする治療法」(最強の栄養療法「オーソモレキュラー」入門 溝口徹著より引用)
この濃度の至適量に個人差が大きいそうだ。溝口先生は、自身や患者の薬で治らない体調不良を体内の栄養素量の最適化(サプリの摂取等)によって回復させたそうだ。
一方、「サプリ 効果がない」と検索すればゾロゾロ出てくる。例えば、
ダマされるな! 飲んでも効かない「サプリ」一覧 えっ、あれも…?
ビタミンの部分をまとめると、
脂溶性ビタミンの取りすぎは危険&ミネラルの取りすぎは危険→ビタミンサプリメントには要注意!!な流れ。
過剰摂取は何でも危険
この中で2点おかしい点がある。
①まず、なんだって取りすぎは良くないのだ。取りすぎたら、逆効果でした。だからサプリメントは危険です!!って理屈はちょっとどうかと思う。。
②この中で、水溶性ビタミンの取りすぎは危険とは書いてない。そして、水溶性ビタミンは多量に取っても尿へ排出される(とされている)から、ある程度は多量に取って良い。
https://www.tanaka-cl.or.jp/aging-topics/topics-007/
統計データの疑問
他にも、
統計データを用いて結論を出しているが、気になる点が2点…
③こういう統計データに、私はちょっと疑問がある。どう言うことか?統計を使って判断するとは、有意差があるかどうかを見る訳だ。例えば、全員がサプリを取ったら健康になる人間なら、統計結果に有意な差として表れるだろう。
じゃあ仮に、遺伝的にビタミンBを多量に取った方が良い人間が3%だけいるとしよう(実際、私はそんなもんだと思う)。彼らはサプリメントで補えば、健康になるだろう。しかし、その差は統計にちゃんと有意差として反映されるのだろうか?この場合、統計データの誤差扱いされると、私は思うんだよな。
そう考えたら、サプリの効く派vs効かない派の主張は一応、辻褄が合う。
ビタミンは「Vitamin≒極めて重要な」である
④健康効果がないの「効果」は何を指しているのか?主語がアバウトだと何の効果もないように聞こえる。
サプリの中でも、ビタミン・ミネラルと他のサプリメントは分けて考えるべきだ。
なぜなら、法律的にはサプリメントは「効果効能がない(うたえない)もの」だけど、栄養学的には必須栄養素だ。
ビタミンB1が不足すると脚気が起きたり、重大な問題が起きる。ゆえにVitamin(Vital:英語で極めて重要なの意味)である。さらに、ビタミンの活性型やビタミンを効率的に吸収できるようにしたものは第二類「医薬品」として売っている。つまり、効果効能が国の折り紙つきなのだ。
例えば、フルスルチアミンだ。これは、ビタミンB1(=チアミン)を吸収しやすくしただけ、なのに効果効能は明記されている。アリナミンシリーズの目玉成分はCMでも言っているし、これだね。
あれっ、サプリメントになんの効果もない??この時点でなんかおかしいよね?
…何でネット記事はこんな書き方してるか?と考えれば、高齢者や情報弱者を利用した悪徳商法をなくす為じゃないかな?でも、ちゃんと書かないと、誤解も生まれる。
そもそも、「どんだけジャンキー食生活しても、サプリメントでプラマイゼロ!」なんて大方は思ってない。ゼロキロカロリー理論じゃないんだから笑。

なわけwww
そして、サプリメントは善or悪の2分割で決められない、奥が深〜いものなのだ。
分子生物学から考察
体内では、設計図のDNAが→RNA→タンパク質へと転写・翻訳される。このタンパク質の酵素が、体の中で化学反応を担って、いろんな必要な物質を作っている。
この酵素は特定の物質(基質)しか化学反応しない。ゆえに、酵素と基質は鍵穴とカギに例えられる。鍵穴(酵素)の形に特徴があるのだ。
そして、ビタミンは、酵素が基質と反応するために必要なのだ、思うに「酵素に必要な最後の1パーツ」的な。ビタミンは補酵素と言われて、特定の酵素はこの補酵素がゆる〜くくっつくことで初めて酵素と基質が反応ができるのだ。多分、ガバガバな鍵穴の形がしっかり基質に合うように絶妙な構造変化を起こすからだ。
しかし、DNA(=設計図)が一部違えば(遺伝子多型)、出来上がる酵素の形も微妙に異なる。私の推測だけど、この遺伝子多型によって、ビタミンとの親和性も変わるんじゃないかな?だから、多量に取ってこれに対処しようと。
ここら辺が、三石先生の言う「確率的親和力」で個人差があるって話だと思う。そうなると、構造変化の仕方によっては、ビタミンを多量に取ったところで何とかならないタイプの人もいるだろう。そう言う人は薬に頼るしかない。

薬を試す前に…まずはサプリ、試してみたら?
以上のように、私は大多数は必要ないけど、一部の人間には必要だと思っている。だから、気になる体調不良があるならとりあえず試してみたら?
人間、何がその人の活力の律速(≒妨げ)になっているか分からない、が私の持論だ。
薬には副作用がある(まだ知られていないものも含めて)。特に脳に作用する薬はそうだろう。だから、発達障害や鬱も薬に頼らず治るなら、それに越したことはない。(ただし、中〜重度の鬱なら、まず精神科先生の言う通りにしてね!)
で、試すならちゃんとしたものが良い。医師の中には、質にしっかりとこだわったものが良いと言う方もいる。私はコスパで天秤にかけた時に、Thorne社のB complexにした。このサプリには、例の活性型ビタミンも少量入っている。
(活性型ビタミン)≒(反応しやすい)≒(変性(ダメ)になりやすい?)と考えて、私は冷凍保存だけならともかく、毎回窒素パージして仕舞う謎の徹底ぶりをみせた。(ヤバい奴やん…)
でも私は、期待する効果が無かったから薬に移行した。だから、納得して服薬へ進めたのだ。
私も自身の経験から、何が健康を害しているか人それぞれだと思っている。今の医療の問題点にアンチテーゼを出して、困っている患者を救おうとする人は応援したい。
ただ、オーソモレキュラーって事実さえ広まってしまえば、収入源はどうするんだろうね?薬を売って稼げる訳でもないし。。
本当に正しいことを広めようとすると、逆に資金繰りに困る?なんとも皮肉な世の中である。
何でもかんでも試せば良い訳じゃない
あと、何だか私自身がサプリを何でも売りつける詐欺師のように、思えてきたから、さらに言っておきます。
「なんでもかんでも試せば良いやん」って訳ではないよ。時間と金が無限にかかってしまうから。
このオーソモレキュラーについては、医者が「データに基づいて」言っているから、ある程度根拠がある。
他のサプリに根拠や試す価値があるかは、天秤にかけて自分でよく考えてね。
わたしは、データ(根拠)を元にサプリを飲んでは検証しを繰り返して、自分で人体実験まがいなことをしている。(ヤバイ奴やん…2度目)これはススメている訳じゃない。私の場合は、なんと言うか…趣味に近い。
ー注意点ー
・①でも触れたけど、脂溶性やミネラルは多量に取りすぎると有害だから注意してね。何も考えずにサプリをガバガバ取れば(水溶性ビタミンは基本的に大丈夫かと)、過剰摂取の弊害が出てくる&至適量が分かりづらいところが、この分野の今後に期待な部分だろう。
・「本当に、メガビタミン療法に副作用はないんですね?」は保証できない。でも、薬よりはビタミンの方が安心じゃない?そこは自分で判断してほしい。
※あくまで一健康オタクの見解です。内容が間違っていたら、是非教えてください。確認後、速やかに訂正します。
※分かりづらかったら言ってください。
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